このページで最初に確認すること

まず、裁判所からの書類が入っていないか確認してください

支払うか無視するかを決める前に、届いたものを保存し、裁判所書類の有無、会社、請求内容、期限を別々に確認します。

  1. 1

    裁判所名・事件番号・提出期限がある書類を最優先にする

  2. 2

    封筒、書面、SMS、着信履歴を消さずに一式保存する

  3. 3

    通知の番号だけでなく、会社・裁判所の公式経路で確認する

01最初の30分内容を開く
裁判所書類は、請求に心当たりがなくても最優先です。

受取日、事件番号、書類名、提出期限を先に確認します。支払督促は、受領後2週間を経過すると次の段階へ進む可能性があります。

最初の30分は、返事より「分類と保存」に使う

最初にすることは、支払う・争うと決めることではありません。届いた連絡を消さず、裁判所書類の有無を確認し、通知内の番号とは別の公式経路を探します。電話へ出られなかったことや、すぐ答えられないことだけで、請求内容が確定するわけではありません。

順番することここでは決めないこと
0〜5分封筒・書面・SMS・着信履歴を一式保存支払うか、時効か、詐欺か
5〜10分書類上部の正式名称、送付元、受取日、事件番号を確認会社名だけを見て本物と判断
10〜20分法務省一覧、会社・裁判所公式サイトから別経路の連絡先を探す通知内URL・口座だけを信用
20〜30分確認したい事実を記録票へ書き、連絡・相談先を選ぶ準備なしで分割・支払を約束

届いたものを3経路に分ける

届いたもの緊急度最初の行動
支払督促、訴状、呼出状、債権差押命令最優先正式名称・受取日・事件番号・期限を確認し、裁判所公式番号と専門家へ
実在する会社からの通常の封書・電話・SMS早め法務省一覧と会社・親会社・協会の公式情報で商号・番号・URLを照合
会社名、番号、支払方法等に不審点がある早め通知内の連絡先を使わず、証拠を保存して188・#9110・公式窓口へ
02連絡を保存内容を開く
手順 1

封筒・通知・電話を「一つの案件」として保存する

真偽や請求内容を後で確認できるよう、媒体ごとに散らさず一つのフォルダーへまとめます。封筒には送付方法、差出日、消印等が残ることがあるため、書面だけを取り出して捨てないでください。

01

封筒の表裏、書面の全ページ、同封物を順番が分かる状態で保存する

02

SMSは日時、表示番号、本文、URLが一画面に収まるようスクリーンショットを残す

03

着信履歴と留守番電話は日時・番号・発言要旨を記録し、消去しない

04

会社名、部署、担当者、元債権者、契約番号、請求額、回答期限を転記する

05

過去の契約、カード、通帳、返済明細、和解書、裁判書類を別に集める

06

不明な項目は推測せず「未確認」「○年頃」と不確実性を明記する

RECORD / 01

督促を受けた日から使う対応記録票

記録は同じ様式で続ける
記録欄書く内容記入
日時・手段年月日、開始・終了時刻、電話・メール・窓口の別
相手会社名、部署、担当者名、折返し先(公式番号との照合状況)
確認したこと元債権者、契約番号、債権の立場、残高内訳、支払先等
相手の回答推測を混ぜず、回答された言葉と未回答項目を分けて記録
約束・送付物誰が、何を、どの方法で、いつまでに送る・確認するか
次の期限次回連絡日、支払期限、裁判所期限、相談予約日
03裁判所書類内容を開く
手順 2

裁判所書類は、請求の確認より先に期限を確認する

通常の紙の支払督促や訴状等は裁判所名入りの特別送達で届き、事件番号や事件名が記載されます。一方、2026年5月21日以降は民事手続のオンライン化が進んでいます。「紙でないから偽物」と断定せず、メール内リンクを使わず裁判所公式サイトから確認します。

書類名
支払督促、仮執行宣言付支払督促、訴状、呼出状、債権差押命令等を省略せず転記
受取日
自分または同居人が実際に受け取った日。封筒と送達関係書類も保存
事件番号
「令和○年(記号)第○号」の全体。電話確認の前に手元へ用意
期限・期日
督促異議、答弁書、口頭弁論期日等を別々に記録

書類記載番号だけへ連絡せず、裁判所公式サイトの所在地・電話番号一覧から該当裁判所を探し、事件番号を伝えて事件の存在、担当係、提出先、期限の数え方を確認します。

支払督促は、発付時点で裁判所が請求の正否を実質判断したものではありません。心当たりがない場合も、正式手続なら期限内の対応が必要です。
04会社を照合内容を開く
手順 3

通知内の情報を使う前に、会社を別経路で照合する

サービサーは法務大臣の許可を受けた株式会社です。ただし、実在する会社名が書かれていることと、通知・電話・口座が本物であることは別です。まず法務省一覧、次に会社・親会社・全国サービサー協会が安全に公開する公式情報の順で照合します。

正式商号
略称や似た表記ではなく、「株式会社」を含む全文を確認
許可番号
法務省一覧と会社・親会社・協会の公式情報で一致するか
法人番号・本店
同名・類似名の区別と移転・商号変更の確認に使う
公式連絡先
通知内ではなく、法務省一覧または公式ドメインから取得

通知はこの順に読む

見る欄書き写す内容確認先
請求会社正式商号、部署、担当者、許可番号法務省一覧・会社概要
元債権者契約時の会社名、サービス、契約番号過去の契約書・明細
会社の立場債権譲渡を受けたのか、回収を受託したのか譲渡通知・請求会社の書面
金額元金、利息、遅延損害金、費用、合計、計算時点残高内訳の書面
支払情報期限、方法、口座名義、支払後の残額会社公式窓口
05詐欺の兆候内容を開く
手順 4

「急がせる言葉」より、支払方法と確認経路を見る

消費者庁は、実在事業者や法的措置を示して不安をあおる架空請求を注意喚起しています。警察庁は、電子マネーカードを購入させて番号を伝えさせる方法を架空料金請求詐欺の典型として案内しています。

不審な特徴その場ですること確認先
電子マネー・プリペイド番号を要求購入・番号送信を止め、画面と相手番号を保存188、#9110
個人名義口座、暗証番号、認証コードを要求送金・回答を止める金融機関、警察、会社公式窓口
「本日中」「払えば返金」等で確認時間を与えない会話を切り、別経路で照合188、会社公式窓口
携帯番号だけ、短縮URL、不審アプリリンクを開かずスクリーンショット保存法務省一覧、会社公式サイト
裁判所名だが振込口座を直接指定振り込まず書面一式を保存裁判所公式番号、#9110

正規のSMSを使い、送信元番号を公式サイトで公表するサービサーもあります。「SMSだから詐欺」「実在会社だから本物」のどちらにも決めつけず、公式発信番号の逆引き台帳で送信元を確認し、文面・リンク先・案内口座も別に照合します。

すでに送金・個人情報送信をした場合

相手とのやり取りを消さず、送金先金融機関・決済事業者、警察相談#9110、消費者ホットライン188へ早めに相談します。相手へ追加送金して取り戻そうとしないでください。

06請求根拠内容を開く
手順 5

公式窓口へは、結論ではなく確認したい事実を伝える

会社と連絡先を照合できたら、「何の債権を、どの立場で、いくら請求しているのか」を一項目ずつ確認します。電話口で分からない項目は、後日書面で回答できるか確認してください。

答えを一つの表で照合する

質問通知公式窓口の回答自分の資料
元債権者・契約転記回答を記録契約書・カード・明細
譲渡・受託の別記載箇所立場を確認債権譲渡通知等
残高内訳合計・計算日項目別金額最終返済記録
支払先・期限口座・期限公式情報と一致支払可否は後で判断

正規の許可会社であることと、個別の請求が本人に対して正しいことは別です。通知、会社回答、自分の資料の三つが一致しない場合は、相違点を列挙して書面確認または専門家相談へ進みます。

07古い債権内容を開く
手順 6

古い債権は、支払・約束・署名の前に時系列を作る

消滅時効は「5年経ったか」だけでは判断できません。契約時期、最終返済、過去の裁判・和解、債務承認、2020年改正前後の経過措置等が関係します。時効は自動的に支払不要になる制度ではなく、援用や個別判断が必要です。

時点記録する事実裏付け資料
契約契約先、時期、種類、契約番号契約書、カード、利用明細
最終返済年月日、方法、金額。不明なら「○年頃」通帳、振込明細、領収書
その後支払約束、分割合意、残高回答、署名の有無録取メモ、書面、メール
裁判支払督促、判決、和解・調停の有無と時期裁判所書類一式
今回通知受取日、会社、元債権者、請求額、期限通知と封筒
確認前は、少額支払、分割の約束、「必ず払う」との返答、和解書への署名を避けます。
古い債権の可能性がある場合は、時系列と資料を弁護士または権限範囲内の認定司法書士へ見せてください。

「債務承認」「消滅時効」「時効援用」が何を指すかは、通知文言辞典の期限・古い債権で、書面位置・保存資料・確認質問と一緒に確認できます。

08回答後の分岐内容を開く
手順 7

確認結果に応じて、支払・再照合・相談へ分かれる

ROUTE / DECISION

回答後の分岐

01
会社・契約・残高・振込先が一致し、支払可能
支払・完済確認ガイドで、支払前後の記録と残高ゼロの確認へ進みます。
通常確認
02
請求は一致するが、一括・継続返済が難しい
家計と全債務を整理し、分割相談の準備または公的相談へ進みます。
早めに確認
03
通知・会社回答・自分の資料が一致しない
相違点を記録し、書面回答または専門家・公的窓口で確認します。
早めに確認
04
裁判所書類・古い債権・差押えがある
通常の会社交渉より先に、書類一式と期限を持って専門家へ相談します。
最優先
05
電子マネー・不審口座・個人情報要求がある
連絡・送金を止め、188、#9110、金融機関、会社公式窓口へ確認します。
最優先

やってよいこと・確認前は避けたいこと

やってよいこと

  • 書類、封筒、SMS、着信履歴を案件ごとに保存する
  • 公式一覧と公式サイトから連絡先を取り直す
  • 質問と回答を同じ対応記録票へ残す
  • 分からない項目を「未確認」として持ち越す

確認前は避けたいこと

  • 通知記載口座へ慌てて送金する
  • 電話口で支払・分割・時効の結論を急ぐ
  • 裁判所書類を心当たりがない理由で放置する
  • 古い債権で支払や和解の約束をする

相談先へ渡す資料は、この順で束ねる

  1. 裁判所書類があれば最前面に置き、受取日・期限を付箋で表示
  2. 今回の通知・封筒・SMS・着信記録を日付順に並べる
  3. 元の契約書、カード、利用明細、過去の返済記録を添える
  4. 対応記録票と、会社回答・未回答項目の一覧を添える
  5. 返済が難しい場合は、収入・生活費・他の債務一覧を添える

よくある確認

サービサーから督促が来たら最初に何をしますか?
届いたものを保存し、裁判所書類の有無、会社、請求内容、期限を別々に確認します。支払うか無視するかを先に決めません。
裁判所名や事件番号がある書類はどうしますか?
受取日、正式な書類名、事件番号、提出期限を最優先で確認し、書面記載番号だけでなく裁判所公式サイトの連絡先から事件の存在を確認します。