このページで最初に確認すること

支払う前に、相手・請求内容・振込先を別々に確認します

このページは支払義務を判定するものではありません。請求を確認したうえで支払いたい人が、一括・分割相談・支払後の記録を安全に進めるための手順です。

  1. 1

    会社と連絡先を公式情報で確認する

  2. 2

    元債権者、契約、残高、期限を確認する

  3. 3

    振込先と支払後の残額・完済条件を確認する

01対象を確認内容を開く
支払う意思がある人へ

このページは「支払義務がある」と判定するものではなく、確認後に支払う人が安全に進めるための手順です。

最初に、このページで進めてよいか確認する

次の表で「別の案内へ」に当てはまる場合は、通常の支払手続より先に、期限・時効・請求の真正性を確認してください。

現在の状況次の行動
会社と連絡先を公式情報で確認でき、契約・請求にも心当たりがある
一括は難しいが、毎月一定額なら相談したい
特別送達、支払督促、訴状、呼出状がある
何年も前の債権で、時効の可能性がある
元債権者、契約、金額、債権譲渡に疑問がある
別の案内へ請求根拠を確認
会社名、番号、URL、振込先が不審
複数債務があり、生活費を引くと返済できない
裁判所の書類がある場合は、支払相談だけで終わらせません。

受取日、事件番号、提出期限・期日を先に確認し、裁判所の公式窓口と対応可能な専門家へ相談してください。

02会社を照合内容を開く
手順 1

通知ではなく、公式経路から会社を確認する

通知、封筒、SMS、着信履歴は保存します。通知記載のリンクや番号だけを使わず、法務省の許可会社一覧と会社公式サイトから、正式商号、許可番号、公式ドメイン、代表番号または担当窓口を確認します。

正式商号
法務省一覧と会社公式サイトで文字まで照合する
公式電話
通知番号だけでなく、公式サイトから確認してかけ直す
公式URL
SMSの短縮URLではなく、自分で公式ページを開く
振込先名義
公式窓口へ読み上げて確認する。個人名義なら支払わない
担当情報
部署、担当者、契約番号が通知と一致するか確認する

法務省は、許可サービサーが請求書面で担当者の連絡先として携帯電話を指定したり、個人名義口座を回収金の振込先に指定したりする方法では請求しないと案内しています。

掲載会社を確認する
03請求内容内容を開く
手順 2

何の債権を、いくら支払うのか確認する

会社が実在しても、個別の請求が正しいかは別に確認します。元債権者、契約、サービサーの立場、金額の内訳、支払後の残額を確認してください。

確認項目会社へ尋ねる内容
元債権者どの銀行、カード会社、消費者金融、保証会社等の債権か
会社の立場債権を譲り受けたのか、管理回収を受託したのか
契約情報契約日、商品・ローンの種類、契約番号、旧姓・旧住所
金額の内訳元金、利息、遅延損害金、費用、確認日時点の合計額
支払条件支払期限、公式振込先名義、手数料、今回の支払後の残額
支払の反映支払額が費用・利息・元金等へどのように反映されるか

担当部署、担当者名、確認日時、案内された金額と振込先を一緒に記録します。

RECORD / 01

支払条件の確認記録

記録は同じ様式で続ける
記録欄書く内容記入
日時・手段年月日、開始・終了時刻、電話・メール・窓口の別
相手会社名、部署、担当者名、折返し先(公式番号との照合状況)
確認したこと元債権者、契約番号、債権の立場、残高内訳、支払先等
相手の回答推測を混ぜず、回答された言葉と未回答項目を分けて記録
約束・送付物誰が、何を、どの方法で、いつまでに送る・確認するか
次の期限次回連絡日、支払期限、裁判所期限、相談予約日
04支払方法内容を開く
手順 3

一括払いか、分割相談かを選ぶ

支払方法は「今払える最大額」ではなく、支払後も生活を維持できるかで選びます。支払のために別の貸金業者から借りることは避けてください。

「払える」ではなく「続けられる」を3段階で確認する

確認判断のしかた赤信号
今月支払後も家賃、食費、光熱、医療、通勤等を払えるか生活費をカード・借入れで補う
3〜6か月更新料、税、学費、治療、車検等の臨時支出を含めて続くか賞与や未確定収入だけを前提にする
債務全体他社返済・滞納も含めた毎月収支が黒字か一社を払うと他社・税・家賃が払えない

赤信号が一つでもある場合は、「今月だけ払える最大額」を提示する前に、債務一覧と家計収支を作ります。支払のための新規借入れや、生活費を後回しにする返済案は、継続性のある案として扱いません。

05分割相談内容を開く
分割相談

相談前に、家計と継続可能額を整理する

パルティール債権回収の公式Q&Aでは、負債、収入、資産等の状況や事情を聞き、総合的に返済相談を行うと説明しています。会社や債権、裁判状況により対応は異なり、希望条件が必ず認められるものではありません。

整理する内容具体例
毎月の手取り収入給与、年金、事業収入、継続的な給付
生活維持費家賃、食費、光熱費、通信費、医療費、教育費
他の支払税金、社会保険、住宅ローン、家賃滞納、養育費
他の債務会社名、残高、毎月返済額、延滞・裁判の有無
臨時支出更新料、学費、治療、車検等
継続可能額一時的ではなく、毎月続けて支払える金額

相談前に3枚の表を作る

最低限の欄目的
債務一覧債権者、現在の請求会社、残高、毎月額、延滞、裁判の有無一社だけでなく返済全体を見る
家計収支手取り収入、固定費、生活費、税・社会保険、医療・教育、臨時支出生活維持後に残る額を確認する
返済案開始希望日、月額、支払日、臨時支出月の見通し、連絡可能方法一時的でない提案を説明する

財務局の多重債務相談では、収入・借金の状況を聞き、面談で借入先別の債務一覧表を作成し、必要に応じて弁護士会、法テラス、生活困窮者自立支援窓口等を紹介しています。契約書、返済予定表、取引明細、領収書、督促状等があれば持参すると案内されていますが、資料がなくても相談できます。

合意前に確認する条件

回数・総額
月額だけでなく、開始日、終了予定、支払総額
各回の充当
費用、利息、遅延損害金、元金へどう反映されるか
支払日
休日の場合、振込日と入金確認日のどちらを基準にするか
遅れた場合
期限の利益、追加費用、再連絡の方法。曖昧なまま署名しない
連絡・変更
収入減や臨時支出が起きた場合の相談先と期限
書面
合意内容、振込先、担当窓口、残高を確認できる方法
複数債務がある、借りて返している、生活費が足りない、税金や家賃も滞っている場合は、一社との分割約束より先に、債務と家計全体を専門家へ見せてください。
ROUTE / DECISION

分割交渉だけで進めるかの分岐

01
請求に争いがなく、家計が黒字で、提案額を継続できる
公式窓口で条件を相談し、合意内容を書面で照合します。
通常確認
02
希望額を断られた、提示額では生活費が不足する
その場で無理な約束をせず、期限を確認して債務・家計全体の相談へ切り替えます。
早めに確認
03
複数債務、税・家賃滞納、借りて返す状態がある
財務局・法テラス・専門家へ債務一覧と家計表を持参します。
早めに確認
04
裁判所書類、古い債権、請求への争いがある
返済額の交渉より先に、期限・時効・主張内容を専門家へ確認します。
最優先
06支払実行内容を開く
手順 4

支払条件を記録してから支払う

支払前に、金額、期限、振込先、名義、手数料、今回の支払後の残額を確認します。分割の場合は、回数、各回の金額、支払日、総額、遅れた場合の取扱い、追加費用の有無を確認可能な形で残せるか尋ねます。

個人名義口座には振り込まないでください。

法務省は、許可サービサーが個人名義口座を回収金の振込先に指定する方法では請求しないと案内しています。

  • 銀行の振込明細またはネットバンキングの受付結果
  • 受付番号、支払日時、支払額、振込先名義
  • 担当部署、担当者名、確認した公式電話番号
  • 分割条件の書面、メール、案内資料
  • 支払後に案内された残額と次回支払日

実行直前・直後の二重確認

時点確認すること保存するもの
振込前金額、会社名義、銀行・支店・口座、依頼人名、手数料公式窓口の案内・合意書
入力後・確定前口座名義表示、桁、金額、二重振込でないか必要なら確認画面(機密情報の保管に注意)
振込直後受付結果、取引番号、日時、金額振込明細・受付完了画面
会社確認後入金日、充当、残高、次回日受取記録・回答メモ
07支払後内容を開く
手順 5

支払後の残高と受取記録を確認する

民法486条は、弁済をする者が、弁済と引換えに受取証書の交付を請求できることを定めています。書面に代えて、内容を記録した電子データの提供を請求することもできます。法務省は、この電子的な受取証書を、いわゆる領収書に代わる電子データとして解説しています。

入金確認
会社側で入金が確認された日と金額
残高
元金、利息、遅延損害金、費用がいくら残るか
次回支払
分割の場合の次回日・金額・公式振込先
受取記録
受取証書、電子データ、会社が発行する入金確認資料等
完済確認
残高がゼロか、今後の請求予定がないか
債権証書
全部を弁済した場合、証書があるなら返還等の取扱い

民法487条は、債権に関する証書がある場合に、全部の弁済をした者がその証書の返還を請求できると定めています。実際の書類名称や交付方法は会社により異なるため、「完済証明書が自動的に届く」と考えず、公式窓口へ確認してください。

振込明細だけでは、会社側の充当や完済まで確認できない場合があります。分割中は各回の記録を同じ表へ追記し、完済時は最後の支払明細、会社の回答、受取証書等を一緒に保管します。

会社へ連絡するときの伝え方

連絡前に、通知・公式連絡先・残高照合表・家計表を手元へ置きます。電話終了時には「今日決まったこと」「未回答」「誰が何をいつまでにするか」を読み上げて確認し、対応記録票へ残します。
RECORD / 01

支払・分割相談の対応記録票

記録は同じ様式で続ける
記録欄書く内容記入
日時・手段年月日、開始・終了時刻、電話・メール・窓口の別
相手会社名、部署、担当者名、折返し先(公式番号との照合状況)
確認したこと元債権者、契約番号、債権の立場、残高内訳、支払先等
相手の回答推測を混ぜず、回答された言葉と未回答項目を分けて記録
約束・送付物誰が、何を、どの方法で、いつまでに送る・確認するか
次の期限次回連絡日、支払期限、裁判所期限、相談予約日
08相談へ切替内容を開く

途中で相談ルートへ切り替える基準

請求が真正で争いがなく支払可能な人は、必ずしも専門家を経由する必要はありません。一方、次の状況は通常の返済相談だけで進めず、適切な確認先へ切り替えます。

よくある確認

サービサーへ支払う前に何を確認しますか?
会社と連絡先、元債権者と契約、残高と期限、振込先、支払後の残額・完済条件を別々に確認します。
一括で支払えない場合はどうしますか?
生活維持費と他の債務を含む家計を整理し、今月払える最大額ではなく継続できる金額を公式窓口へ相談します。